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赤ひげ先生

 ”赤ひげ先生”は、私が大阪の四天王寺病院で働いていたときに出会った先生(内科医)で、お互い自衛隊出身という事もあり周波数が合い意気投合した先生です。勉強会や食事会のときには、いつも一緒に連れだって参加していました。私のことを理解していてくれる良き相談相手で、公私にわたり大変お世話になりました。

 ”なにも飾らず木訥で勉強熱心な先生”です。医者として非常に尊敬できる方です。以前から”本当に困っている人の役に立ちたい”と言っておられましたが、やはり医師不足で皆が困っている僻地医療に赴かれました。赤松先生、実は四天王寺の理事の身内なんです。四天王寺病院の関係施設にいれば将来は約束されているのに、それを棒に振って和歌山の僻地医療に行かれました。尊敬できますね・・・!

大分と和歌山で離れてしまいましたが、九州より先生のご活躍を応援しております。

 以下、赤ひげ先生の紹介記事です(他にTV取材などもあったようです)。


     
 
赤松功博(カツヒロ)院長先生です。   勤務先の南紀串本町の古座川病院です。釣り好きには最高の土地ですね!


紀伊民報より 古座川病院に赤ひげ先生 ドクターバンク1号

 県が地域の公立病院に医師を派遣する「ドクターバンク制度」で初めて採用された大阪市出身の赤松巧博さん(50)が4月から、串本町古座の国保古座川病院で内科医として勤務している。「医師不足の過疎地で人の役に立ちたい」と赤松さん。地元では「赤ひげ先生」の赴任を喜んでいる。

制度は過疎地の医師不足を解消するため、5年間の任期付き職員として医師を採用。任期のうち4年間は県内の公立病院で勤務し、残りの1年間は県からの給与を受けながら、希望する大学病院などで研修する。2005年度から募集を始め、赤松さんが初めて採用された。

 赤松さんは防衛医大(埼玉県所沢市)出身で、京都府舞鶴市の自衛隊病院などを経て、大阪府富田林市の民間医療機関に勤務していた。老人医療や世界の各国の医療格差に興味を持ち、ミャンマーで研究にあたったこともある。

 日本国内でも都市と地方で医療格差があることから、「困っている所があれば役に立ちたい」と地方で医師を募集しているところをインターネットで検索。大阪に近いこともあり、県の募集に応じた。

 勤務病院は紀南を中心とした13の中から選んだ。「パンフレットに載っていた医師からのメッセージに共感した」のが理由だという。

 4月1日から古座川病院に勤務。妻と一緒に転居した。娘3人のうち、1人は結婚したが、2人は大学に通っている。

 赤松さんは「高齢者が多いのに驚いている。でも信頼してくれているのが分かり、やりがいを感じる。元気に長生きできるようお手伝いしたい」話す。

 古座川病院は診療科は8つあり、そのうち常勤は内科、外科、整形外科の3つ。常勤の医師数は7人。昨年3月までは9人だったが、医師が確保できず2人減った。本年度ドクターバンクの派遣がなければ、常勤医師は6人だった。谷口秀行事務長は「小さな病院では、医師1人がいるのといないのとでは、運営に大きく違いが出る。よく来ていただいた。心から感謝したい」と話している。

 ドクターバンク制度の採用目標は、05年度から5年間で10人ほど。県医務課は「勤務実態の厳しさなどから若い医師に来てもらえないという状況だが、地域医療を理解してもらい、応募してほしい。今回の派遣が弾みになればと思う」と期待している。

【県のドクターバンク第1号で、古座川病院で勤務する赤松巧博医師(串本町古座で)】

(2007年05月12日)

赤松先生は、現在は古座川病院を退職され、他の病院で勤務されています。(2011年6月 記)

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